Columnsコラム

民泊を始めたばかりで赤字?大阪で生き残れない物件の共通点

目次

    ――始めたばかりの民泊オーナーが直面する“想定外ではない現実”

    「民泊を始めたばかりなのに、1月2月がほとんど埋まらない」

    「思っていたより予約が少なく、すでに赤字」

    今年に入ってから、

    こうした相談が大阪で一気に増えています。

    ですが、まず最初に言っておきたいことがあります。

    それは“あなたが失敗したから”ではありません。

    市場環境そのものが、すでに厳しいステージに入っているのです。

    「特区民泊が新規受付停止するから今がチャンス」…本当でしたか?

    ここ数年、大阪ではこんな話がよく出回っていました。

    • 「特区民泊が止まるから、今のうちに始めた方がいい」

    • 「これから新規が減るから、既存は有利」

    • 「家賃が多少高くても、民泊なら回る」

    その結果、何が起きたか。

    高い家賃で、難波エリア“以外”の場所を借りて民泊を始めたオーナーが大量に誕生

    ここが最初の分岐点でした。

    難波エリア以外 × 高い家賃=かなり危険なスタート

    大阪の民泊で、最も勘違いされやすいポイント。

    「大阪はどこでも観光客が来る」

    これは、半分正しくて、半分間違いです。

    確かに大阪は人気都市です。

    しかし、

    • 初めて来る旅行者

    • 冬の短期滞在

    • 価格に敏感な層

    が選ぶのは、

    “分かりやすい立地”と“安心感”

    つまり、

    難波・梅田などの明確な中心エリア or ホテル

    難波エリア以外で、

    しかも 高い家賃 を背負って民泊を始めている場合、

    • 平日の稼働が極端に弱い

    • 冬場はほぼ止まる

    • 値下げしても選ばれない

    という状態になりやすい。

    これは運営の問題ではなく、立地と家賃の問題です。

    「1月2月だけの問題」ではないのが、いちばん怖い

    よくある言葉がこれです。

    「1月2月は仕方ないですよね」

    しかし、現場で見えているのは違います。

    • 民泊は減っていない

    • むしろ 増え続けている

    • ホテルも増え続けている

    • 価格競争は年々激化している

    つまり、

    今年の1月2月が厳しいなら、来年はもっと厳しい

    という可能性の方が高い。

    これは悲観論ではなく、

    供給構造を見れば自然な結論です。

    始めたばかりの民泊オーナーがハマりやすい罠

    ① 「もう少し頑張れば回るはず」

    → 家賃は毎月確実に引き落とされる

    → 光熱費・清掃費も止まらない

    ② 「暖かくなれば予約が増える」

    → 増えるが、競合も同時に増える

    → 単価は思ったほど上がらない

    ③ 「OTAに載せていればそのうち…」

    → そのうち、は来ない

    → レビューが少ない施設は不利なまま

    ④ 「最初だから仕方ない」

    最初こそ一番判断が重要

    大阪の民泊市場は、今年・来年が“本当の勝負”

    はっきり言います。

    今年・来年は、民泊をやっているだけでは生き残れません。

    • 価格

    • 立地

    • 体制

    • レビュー

    • 運営スピード

    このすべてで競争が起きています。

    特に、

    • 高い家賃

    • 立地が弱い

    • 始めたばかり

    • 資金体力が薄い

    この条件が重なると、

    赤字が“たまたま”ではなく“構造的”になります。

    実は一番ダメなのは「ズルズル続けること」

    ここが重要です。

    民泊で一番よくない判断は、

    「赤字だけど、とりあえず続ける」

    です。

    なぜなら、

    • 初期投資はもう戻らない

    • 家賃は毎月消えていく

    • 市場は良くなる保証がない

    • 撤退が遅れるほど損失が増える

    あまりにも予約が少ないなら「切り上げ」が最善な場合もある

    これは、あまり表では言われませんが、

    実務ではよくある正解です。

    • 家具・家電・内装などの初期投資

    • これを 物件所有者(オーナー)に譲渡 する

    • 契約を早期終了する

    • 損失を確定させて撤退する

    これは「失敗」ではありません。

    これ以上ダメージを広げないための“経営判断”

    です。

    特に、

    • 難波エリア以外

    • 高い家賃

    • 冬に全く動かない

    • 春夏でも数字が見えない

    この場合、

    撤退は逃げではなく、最も合理的な選択肢になります。

    「長く民泊を運営している運営会社」に今すぐ相談する

    もう一つの選択肢がこちらです。

    ただし、ここで重要なのは

    “これから始めた会社”ではなく、“長くやっている会社” に相談すること。

    なぜなら、長く運営している会社は、

    • 閑散期を何度も経験している

    • 大阪のエリアごとの強弱を知っている

    • 「取れない物件」と「可能性がある物件」を見分けられる

    • 数字を見て、感情ではなく現実で判断できる

    からです。

    できる運営会社は、こう言います。

    • 「この物件は正直厳しいです」

    • 「この立地なら、こう変えれば可能性があります」

    • 「続けるなら、最低限ここまで変えないと無理です」

    • 「これは撤退した方がいいケースです」

    “続けさせるための相談”ではなく、

    “正しい判断をするための相談”
    ができるかどうかが重要です。

    一番やってはいけないのは「誰にも相談せず、なんとなく続けること」

    これは本当に多いです。

    • 家賃は毎月引き落とされる

    • 清掃費も固定

    • 光熱費も止まらない

    • 予約は少ない

    • でも「やめる決断」ができない

    結果どうなるか。

    半年後、1年後に

    「もっと早く相談すればよかった」と言うことになる

    これは、現場で何度も見てきたパターンです。

    大阪の民泊市場は、もう“勉強しながらやる”フェーズではない

    はっきり言います。

    今年・来年の大阪は、

    やりながら学ぶ人が生き残れる市場ではありません。

    • 民泊は増え続けている

    • ホテルも増え続けている

    • 価格競争はさらに激しくなる

    • 立地・家賃のミスは取り返しがつかない

    だからこそ、

    • 早く切り上げる

    • もしくは、長く運営しているプロに判断を仰ぐ

    このどちらかを、

    “今”選ぶことが重要です。

    まとめ:始めたばかりだからこそ、決断は早い方がいい

    • 1月2月の赤字は、偶然ではない

    • 大阪民泊はすでに超競争市場

    • 高い家賃・弱い立地は致命傷になりやすい

    • ズルズル続けるのが一番危険

    もし今、

    • 「このまま続けていいのか分からない」

    • 「予約が少なすぎて不安」

    • 「赤字が続きそう」

    そう感じているなら、

    切り上げるか、

    長く民泊を運営している会社に“今すぐ”相談するか。

    それが、

    これ以上失敗しないための、唯一の分かれ道です。