06-4708-8120

Columnsコラム

民泊トラブルで意外と多い「香水の匂い」問題|住民クレームが深刻化する理由

目次

    住民から「ゲストの香水の匂いがする」と言われたら

    ――それ、軽く扱うと一番危ないやつです

    民泊のクレームと聞くと、

    多くのオーナーが真っ先に思い浮かべるのは、

    • 騒音

    • ゴミ

    • 人数超過

    このあたりでしょう。

    ところが、

    実務の現場でじわじわ増えているのが、

    「香水の匂いがする」というクレーム
    です。

    しかもこれ、

    音より厄介で、

    対応を間違えると一気に関係が悪化します。

    「匂い」は数字にも証拠にも残らない

    音なら、

    • 録音

    • 時間帯

    • 回数

    ある程度、客観的に整理できます。

    でも匂いは違います。

    • 見えない

    • 残り方が人によって違う

    • 感じ方に個人差が大きい

    つまり、

    言った・言わないの世界に入りやすい

    これが、香水クレームの一番の厄介さです。

    なぜ香水の匂いが問題になるのか

    住民側の感覚は、だいたいこうです。

    • 廊下

    • エレベーター

    • 共用部

    そこに、

    自分の生活圏にはない強い香りが流れてくる

    この時点で、

    「ここはホテルじゃない」

    「生活の場だ」

    という感情が刺激されます。

    香水の匂いは、

    “民泊が存在している証拠”として

    最も分かりやすく残る

    のです。

    特に問題になりやすいケース

    ● 海外ゲストが多い物件

    文化の違いもあり、

    • 香水をたっぷり使う

    • 重めの香り

    • 長時間残る

    というケースが多い。

    ● 換気が弱い建物

    • 内廊下

    • 気密性が高い

    • 窓が少ない

    こうした建物では、

    匂いがこもりやすくなります。

    ● 1階・低層階

    住民の出入りが多く、

    毎日匂いを感じる=ストレスが蓄積

    しやすい。

    「香水くらいで…」が一番危険

    オーナーや運営側がやりがちなミスがこれです。

    「香水くらいでクレームになるの?」

    「そんなの個人差では?」

    この認識のズレが、

    トラブルを一気に深刻化させます。

    住民側からすると、

    「軽く扱われた」

    「聞いてもらえなかった」

    という感情だけが残る。

    香水クレームは“前兆”であることが多い

    実務的な話をします。

    香水の匂いクレームが出た物件は、

    • その後、音の指摘が出る

    • 人の出入りを細かく見られる

    • 管理組合に話が上がる

    という流れに進むことが少なくありません。

    匂いは、

    「民泊が気になり始めた最初のサイン」

    なのです。

    無人運営ほどリスクが高い

    無人運営の場合、

    • その場で注意できない

    • 住民の不満が直接溜まる

    • ワンクッションがない

    結果、

    管理会社や行政に一気に飛ぶ

    という展開になりがち。

    運営側に求められる本当の対応

    単に、

    • 張り紙をする

    • 注意文を入れる

    だけでは不十分です。

    重要なのは、

    1. 住民の声を軽視しない姿勢

    2. 原因をきちんと把握する

    3. 再発防止策を具体的に示す

    この3点。

    「注意します」だけでは、

    何も解決しません。

    ゲストへの案内は“書き方”がすべて

    例えば、

    ×「香水は禁止です」

    → 反発されやすい

    ○「共用部では強い香りを控えてください」

    → 受け入れられやすい

    禁止より“配慮”を求める言い方

    これだけで、

    トラブルはかなり減ります。

    実は運営会社の力量が一番出る問題

    香水の匂いクレームは、

    • マニュアル対応

    • テンプレ返信

    では乗り切れません。

    • 住民感情

    • 建物特性

    • ゲスト属性

    これを総合的に見て対応できるか。

    ここで、

    運営会社の“地力”がはっきり出ます。


    放置すると、最終的にどうなるか

    最悪のケースでは、

    • 管理組合から是正要求

    • 運営条件の追加

    • 実質的な運営不可

    という流れに進みます。

    きっかけは、

    たった一言の「匂いが気になる」。

    結論:匂いクレームは「小さな火種」ではない

    最後に、これだけは覚えておいてください。

    香水の匂いクレームは、

    小さな問題ではありません。

    それは、

    • 民泊が生活圏に入り込んだサイン

    • 住民の我慢が限界に近づいている合図

    です。

    早い段階で、

    誠実に、具体的に、

    そして感情面も含めて対応する。

    それができるかどうかで、

    その物件が“長く続くか”が決まります。

    このコラムについて

    本コラムは、民泊運営歴10年・宅地建物取引士資格を持つ管理部長・柳瀬が、実務経験をもとに執筆しています。

    OTA(Airbnb・Booking.com 等)の実運用、価格調整・稼働率改善、住民・ゲスト・管理組合とのトラブル対応、行政対応・是正指導、うまくいかなかった運営や撤退判断まで――現場責任者として経験してきた民泊運営のリアルを踏まえた内容です。

    本コラムでは、きれいな成功談や理想論だけのノウハウではなく、

    **「実際に現場で何が起きるのか」「どこでつまずきやすいのか」「判断を誤りやすいポイントはどこか」**を、実務目線でお伝えしています。

    コラムを読んで

    「今の運営、このままで大丈夫なのか」

    「一度、第三者の意見を聞いてみたい」

    「これから民泊・貸別荘を始めたいが、何から考えるべきか分からない」

    と感じた方は、運営相談・新規相談だけでもお気軽にお問い合わせください。

    現状整理から方向性の確認まで、実務経験をもとにお話しさせていただきます。

    Our Experts

    この知識を、
    実際のヴィラ・民泊事業として
    扱う専門家がいます。

    PROGRESS WORKSは、
    不動産・事業スキーム設計・
    ヴィラ開発・データ戦略・OTA・
    運営まで、
    専門領域ごとに
    専門家が分担する体制です。

    藤堂 司

    藤堂 司

    Strategy / Data / OTA

    柳瀬 絵里香

    柳瀬 絵里香

    Real Estate / Business Design / Operations

    平田 智哉

    平田 智哉

    Acquisition / Development

    Meet Our Experts

    Brand Story

    PROGRESS WORKSが、
    なぜこの事業をつくり、
    何を大切にしているのか。

    Brand Storyを読む

    この記事の背景には、
    10年分の現場があります。

    民泊とともに10年以上。
    物件を見て、事業を考えて、
    空間をつくり、運営しながら
    数字と向き合ってきました。

    ここで書いていることは、
    その積み重ねの中から
    出てきたものです。

    About Progress Works PROGRESS WORKSとは、どんな会社なのか。

    Property List

    こんなヴィラ・民泊不動産があったら、
    教えてください。

    沖縄・淡路島・白浜・高島・御殿場など、
    「こんな条件のヴィラ・民泊不動産があれば検討したい」
    というご希望をお聞かせください。
    まだ具体的な購入予定がなくても構いません。
    ご希望の条件に合う案件が見つかった場合に、個別にご連絡します。

    Contact

    LET'S TALK
    ABOUT YOUR VILLA.

    VILLA BUSINESSについて、
    まずはご相談ください。

    お問い合わせはこちら

    06-4708-8120 受付時間 9:30〜21:00(年中無休)

    ご相談はこちら