民泊・貸別荘運営会社で担当者が変わるリスクとは?代表が対応する会社との違い

「担当者が辞めました。」その一言で運営品質が変わる会社、本当に大丈夫ですか?
~オーナー様と向き合うのは誰なのか~
ここ最近、運営会社の切り替え相談で本当によく聞く話があります。
「担当者が辞めてしまって…。」
「担当が変わってから対応が悪くなりました。」
「担当者と連絡が取れなくなってしまいました。」
「担当が急に退職して、誰が見ているのか分からなくなりました。」
最初は偶然だと思っていました。
でも、大阪、淡路島、白浜、高島、沖縄…。
エリアは違っても、同じようなご相談が本当に増えています。
そこで、私はオーナー様に一つだけ質問します。
「その担当者の方は、何年くらい宿泊施設を運営されていた方ですか?」
すると、
「実は分かりません。」
「入社してまだ数か月だったみたいです。」
という答えが返ってくることも少なくありません。
オーナー様は何千万円、時には一億円近い投資をしています
貸別荘や民泊を始めるために、
土地を購入する。
建物を建てる。
家具を入れる。
設備を整える。
総額で数千万円、場合によっては一億円を超える投資になることも珍しくありません。
それだけ大きな資産を預ける相手が、
経験の浅い担当者で本当に良いのでしょうか。
これは担当者個人を否定したいわけではありません。
誰でも最初は新人です。
経験を積むことは大切です。
でも、経験を積む場所は、
オーナー様の大切な資産である必要はないと私たちは考えています。
宿泊施設の運営はマニュアルだけではできません
売上が落ちた。
レビューが悪くなった。
近隣トラブルが起きた。
法令が変わった。
宿泊施設では毎日のように判断が求められます。
その時に必要なのは、
マニュアルではありません。
経験です。
「あの時はこう対応した。」
「この地域ではこういう動きがある。」
「今は価格より掲載順位を優先した方が良い。」
そうした積み重ねが、本当の運営品質になります。
私たちが担当者を付けない理由
少し驚かれることがあります。
「担当者はいらっしゃいますか?」
というご質問です。
私たちは基本的に、
オーナー様とのやり取りは代表が直接行います。
理由はとてもシンプルです。
宿泊施設の運営は、
売上。
法令。
設備。
清掃。
近隣対応。
価格戦略。
すべてが経営判断だからです。
その判断を経験の浅い担当者へ任せることはしていません。
もちろん社内にはスタッフがいます。
ゲスト対応や事務作業など、それぞれの役割があります。
しかし、
オーナー様への提案や運営方針、売上の相談、改善提案など、施設の未来を左右する部分は代表が責任を持って対応しています。
「担当者が辞めたので引き継ぎます」
この言葉を聞くたびに思います。
本来、オーナー様が期待しているのは、
担当者との関係ではなく、
会社との関係ではないでしょうか。
担当者が退職した。
異動した。
連絡が取れない。
そんなことで運営品質が変わるのであれば、
それは会社の体制として大きなリスクです。
オーナー様にとって大切なのは、
「担当者が誰か」ではなく、
**「最後まで責任を持つ人が誰か」**です。
運営会社選びで一つだけ確認してほしいこと
これから運営会社を探すのであれば、ぜひ一つだけ聞いてみてください。
「私の施設について、最終的な判断をするのは誰ですか?」
代表ですか。
役員ですか。
それとも入社間もない担当者ですか。
この質問への答えで、その会社がオーナー様の資産とどれだけ本気で向き合っているのかが見えてきます。
まとめ
宿泊施設は、一度運営を始めると何年、何十年と続いていく事業です。
だからこそ運営会社には、
返信の早さだけではなく、
経験。
判断力。
責任。
これらが求められます。
私たちは、「担当者が付きます」という体制ではありません。
オーナー様の大切な資産だからこそ、代表が直接責任を持って向き合う。
それが一番安心できる運営体制だと考えています。
運営会社を選ぶ時は、ぜひ料金や管理戸数だけでなく、
「誰が最後まで責任を持ってくれる会社なのか」
という視点でも見てみてください。
数年後、その違いが大きな差になるかもしれません。
オーナー様が運営会社へ預けるのは宿泊施設ではありません。人生で何度もない大きな投資です。
このコラムについて
本コラムは、民泊運営歴10年・宅地建物取引士資格を持つ管理部長・柳瀬が、実務経験をもとに執筆しています。
OTA(Airbnb・Booking.com 等)の実運用、価格調整・稼働率改善、住民・ゲスト・管理組合とのトラブル対応、行政対応・是正指導、うまくいかなかった運営や撤退判断まで――現場責任者として経験してきた民泊運営のリアルを踏まえた内容です。
本コラムでは、きれいな成功談や理想論だけのノウハウではなく、
**「実際に現場で何が起きるのか」「どこでつまずきやすいのか」「判断を誤りやすいポイントはどこか」**を、実務目線でお伝えしています。
コラムを読んで
「今の運営、このままで大丈夫なのか」
「一度、第三者の意見を聞いてみたい」
「これから民泊・貸別荘を始めたいが、何から考えるべきか分からない」
と感じた方は、運営相談・新規相談だけでもお気軽にお問い合わせください。
現状整理から方向性の確認まで、実務経験をもとにお話しさせていただきます。

