民泊・貸別荘は「組織の年齢」が宿に出ます。運営会社選びで意外と見落とされていること

民泊・貸別荘は「組織の年齢」が宿に出ます。
運営会社選びで意外と見落とされていること
「運営会社って、何を基準に選んだらいいですか?」
料金。
手数料。
管理戸数。
ホームページ。
もちろん全部大切です。
でも、私たちが最近思うのは、
「その会社、どんな年齢層の人たちで運営していますか?」
これ、意外と重要なんです。
「年齢なんて関係あるの?」
そう思われるかもしれません。
あります。
しかも思っている以上に。
もちろん、
20代だから良い。
50代だから悪い。
そんな話ではありません。
逆です。
偏っていることが、一番もったいない。
そう思っています。
「なんか古い宿」が増えている気がします
最近、いろいろな宿を見ていて思うことがあります。
設備は新しい。
掃除もきれい。
レビューも悪くない。
なのに…
「なんか古い。」
家具が古いわけじゃありません。
建物が古いわけでもありません。
でも、
写真。
照明。
クッション。
アメニティ。
説明文。
ロゴ。
色使い。
全部合わせると、
「5年前で時間が止まってるな。」
そんな宿が増えている気がします。
宿って、運営している人の感覚がそのまま出ます
例えば20代。
SNSを見る時間も長い。
流行りのホテルにも行く。
写真の撮り方も知っています。
海外で流行っているインテリアも自然と目に入ります。
一方で40代、50代。
トラブル対応。
オーナー様との相談。
利益計算。
法令。
スタッフ教育。
こういう経験値は圧倒的です。
つまり、
どっちも必要なんです。
「主婦スタッフだけだから安心です。」
もちろん、主婦スタッフの皆さんは本当に頼りになります。
細かいところによく気付きますし、清掃品質も高い方が多いです。
でも、
もし宿づくりがその視点だけになったらどうでしょう。
逆に、
20代だけでも同じです。
SNS映えはする。
でも、
「このソファ、1年後どうなる?」
「この素材、本当に掃除しやすい?」
そんな視点が抜けることもあります。
宿泊施設って、
いろんな世代が「これいいね」と思える宿の方が、結果的に予約も伸びます。
「おしゃれ」は世代によって全然違います
これ、社内でもよくあります(笑)
20代。
「この照明かわいいです!」
40代。
「暗ない?」
50代。
「掃除しにくそう。」
……
全部正解なんです(笑)
だから面白い。
一つの意見だけで宿を作るより、
いろんな世代で話し合った方が、
ゲスト目線に近づいていきます。
宿泊施設は「流行」と「経験」の両方でできています
宿泊業界って変化が早いんです。
去年流行った写真が、
今年はもう古く見える。
去年人気だった設備が、
今年は「あって当たり前」。
でも、
流行だけ追いかけてもダメです。
利益も考えないといけない。
耐久性も考えないといけない。
法令も考えないといけない。
だから、
若さだけでも運営できない。
経験だけでも運営できない。
そのバランスが大切なんです。
私たちが組織で大切にしていること
私たちは、
「若い人がいる会社です。」
とも言いません。
「ベテランばかりです。」
とも言いません。
大切なのは、
いろんな世代が同じ宿を見ていること。
20代が、
「この写真、もう少し今っぽくできます。」
と言う。
40代が、
「その前に利益計算しよう。」
と言う。
50代が、
「この導線やったら清掃大変やで。」
と言う。
それぞれの視点があるから、
宿は少しずつ良くなっていきます。
運営会社を選ぶ時、ぜひ聞いてみてください
「何件運営していますか?」
もちろん大切です。
でも、
もう一つだけ聞いてみてください。
「どんな年代のスタッフが運営に関わっていますか?」
その答えで、
その会社がどんな宿を作るのか、
少し見えてくるかもしれません。
まとめ
民泊・貸別荘は、
建物だけで予約が入る時代ではありません。
写真。
デザイン。
価格。
レビュー。
サービス。
全部が評価されます。
そして、そのすべてを作っているのは**「人」**です。
だから私たちは、
運営会社を選ぶ時は管理戸数や料金だけではなく、
「どんな人たちが、どんなバランスで宿を作っているのか。」
そこもぜひ見ていただきたいと思っています。
宿は、運営会社の”組織”を映す鏡です。
どんな世代が集まり、どんな意見を出し合っているのか。
その違いが、5年後も選ばれる宿になるかどうかを、大きく左右するのかもしれません。
このコラムについて
本コラムは、民泊運営歴10年・宅地建物取引士資格を持つ管理部長・柳瀬が、実務経験をもとに執筆しています。
OTA(Airbnb・Booking.com 等)の実運用、価格調整・稼働率改善、住民・ゲスト・管理組合とのトラブル対応、行政対応・是正指導、うまくいかなかった運営や撤退判断まで――現場責任者として経験してきた民泊運営のリアルを踏まえた内容です。
本コラムでは、きれいな成功談や理想論だけのノウハウではなく、
**「実際に現場で何が起きるのか」「どこでつまずきやすいのか」「判断を誤りやすいポイントはどこか」**を、実務目線でお伝えしています。
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