06-4708-8120

Columnsコラム

【民泊の自動チェックインに要注意】宿泊者名簿の取得漏れが起こる原因とオーナーが知るべきリスクを徹底解説

目次

    民泊運営を効率化するうえで、自動チェックインや無人運営の導入は非常に便利です。

    実際、多くの民泊施設では、キーボックスやスマートロック、セルフチェックインアプリなどを活用し、人手をかけずに運営が可能になっています。

    しかし今、こうしたテクノロジーの導入が原因で、法律違反につながる“名簿の取得漏れ”が多数発生しているという深刻な問題が起きています。

    ■ 宿泊者名簿は「義務」。自動化していても免除されない

    まず大前提として、宿泊者名簿の作成は法律で義務付けられた行為です。

    • 旅館業法(簡易宿所含む)

    • 住宅宿泊事業法(民泊新法)

    • 特区民泊(国家戦略特別区域法)

    いずれの制度でも、宿泊者情報を正確に記録し、外国人にはパスポートの写しを取得・保管しなければなりません。

    つまり、無人運営・自動チェックインであっても、「本人確認」と「宿泊者名簿作成」の義務は残るということです。

    ■ なぜ自動化で名簿取得漏れが起こるのか?

    一見、便利そうに見える自動チェックイン。しかし実際には、以下のような形で名簿の取得漏れが起きています。

    ▶ ゲストの入力任せで確認されていない

    チェックインフォームが設置されていても、入力をスキップされたり虚偽情報を記入されたりしても気づけないケースが多数。

    ▶ 外国人のパスポート未取得

    外国人宿泊者に対して、パスポートの提示や写しの撮影をシステムが促さず、運営者もノーチェックという事例が増えています。

    ▶ 入力情報が保存されていない

    クラウドフォーで受け取った情報が、正式な名簿として保存されていない(消えている/管理されていない)という状況も。

    ■ 放置するとどうなる?罰則・営業停止のリスクも

    宿泊者名簿の不備や未取得は、立派な法令違反です。

    行政の立入調査や抜き打ち監査が入った際、名簿の提出を求められ、それがなければ以下のような措置を受ける可能性があります:

    • 指導・勧告 → 速やかな是正が求められる

    • 営業停止命令(住宅宿泊事業では最大6か月)

    • 旅館業許可の取消し

    • 刑事告発(悪質なケース)

    つまり、自動化の便利さに頼りすぎて名簿管理を怠ると、民泊ビジネスそのものが継続できなくなるリスクがあるのです。

    ■ 解決策:テクノロジーは「使い方」がカギ

    自動チェックインを使っても、以下のように正しく設計すれば名簿取得と本人確認は可能です。

    ✅ チェックイン前に宿泊者情報を必須入力にする

    ✅ パスポート写真のアップロードを必須に設定(外国人向け)

    ✅ 名簿データをクラウドに3年以上保存し、検索・出力可能にする

    ✅ 定期的に取得状況を管理者がモニタリング・監査する


    ■ 自動化時代こそ、“人が見る仕組み”が必要

    テクノロジーによる無人化は、民泊運営を効率化し、収益性を高める大きな武器です。

    しかし、それを放任運営の言い訳にしてはいけません。

    自動化されたプロセスほど、「それがちゃんと機能しているか」を人が確認する体制が重要なのです。

    自動運転の車に、時々人のブレーキが必要なように、

    民泊運営にも“人の目”は絶対に欠かせません。

    ■ まとめ:自動化=安心ではない。正しく設計し、確認すること

    ✔ 自動チェックインを導入しても、名簿取得の義務は変わらない

    ✔ 実際には「取得漏れ」「未保存」「本人確認不足」が増えている

    ✔ 行政指導や営業停止のリスクに直結する

    ✔ 自動化は正しく設計・運用・確認すれば安心して使える

    ✔ 無人運営でも、人の手による定期的なチェック体制を忘れずに!

    今後、民泊業界はより法令遵守が厳しく求められるようになります。

    そんな中で、信頼され、選ばれるホストでいるためには…

    「宿泊者名簿をしっかり取得・管理してくれる代行会社を選ぶこと」が最も重要です。

    目先の安さや手軽さだけでなく、法令対応・リスク回避・ゲストの安全という長期的視点での委託先選びが、民泊経営を成功に導きます。

    当社では目視で名簿の入力確認を徹底、名簿のオンライン登録後にチェックインに必要な暗証番号を送ることも徹底しております。

    このコラムについて

    本コラムは、民泊運営歴10年・宅地建物取引士資格を持つ管理部長・柳瀬が、実務経験をもとに執筆しています。

    OTA(Airbnb・Booking.com 等)の実運用、価格調整・稼働率改善、住民・ゲスト・管理組合とのトラブル対応、行政対応・是正指導、うまくいかなかった運営や撤退判断まで――現場責任者として経験してきた民泊運営のリアルを踏まえた内容です。

    本コラムでは、きれいな成功談や理想論だけのノウハウではなく、

    **「実際に現場で何が起きるのか」「どこでつまずきやすいのか」「判断を誤りやすいポイントはどこか」**を、実務目線でお伝えしています。

    コラムを読んで

    「今の運営、このままで大丈夫なのか」

    「一度、第三者の意見を聞いてみたい」

    「これから民泊・貸別荘を始めたいが、何から考えるべきか分からない」

    と感じた方は、運営相談・新規相談だけでもお気軽にお問い合わせください。

    現状整理から方向性の確認まで、実務経験をもとにお話しさせていただきます。

    Our Experts

    この知識を、
    実際のヴィラ・民泊事業として
    扱う専門家がいます。

    PROGRESS WORKSは、
    不動産・事業スキーム設計・
    ヴィラ開発・データ戦略・OTA・
    運営まで、
    専門領域ごとに
    専門家が分担する体制です。

    藤堂 司

    藤堂 司

    Strategy / Data / OTA

    柳瀬 絵里香

    柳瀬 絵里香

    Real Estate / Business Design / Operations

    平田 智哉

    平田 智哉

    Acquisition / Development

    Meet Our Experts

    Brand Story

    PROGRESS WORKSが、
    なぜこの事業をつくり、
    何を大切にしているのか。

    Brand Storyを読む

    この記事の背景には、
    10年分の現場があります。

    民泊とともに10年以上。
    物件を見て、事業を考えて、
    空間をつくり、運営しながら
    数字と向き合ってきました。

    ここで書いていることは、
    その積み重ねの中から
    出てきたものです。

    About Progress Works PROGRESS WORKSとは、どんな会社なのか。

    Property List

    こんなヴィラ・民泊不動産があったら、
    教えてください。

    沖縄・淡路島・白浜・高島・御殿場など、
    「こんな条件のヴィラ・民泊不動産があれば検討したい」
    というご希望をお聞かせください。
    まだ具体的な購入予定がなくても構いません。
    ご希望の条件に合う案件が見つかった場合に、個別にご連絡します。

    Contact

    LET'S TALK
    ABOUT YOUR VILLA.

    VILLA BUSINESSについて、
    まずはご相談ください。

    お問い合わせはこちら

    06-4708-8120 受付時間 9:30〜21:00(年中無休)

    ご相談はこちら