Columnsコラム

民泊運営代行選びで失敗しないために絶対チェックすべき“ナンバー2”の存在感

目次

    「社長だけ詳しい会社」は当たり前で危ない!成功する委託のカギは“実働を握るナンバー2”にあり


    民泊・貸別荘の運営歴=知識量とは限らない

    民泊や貸別荘の運営代行会社を探すと、

    「うちはもう5年以上この業界でやってます」

    「運営物件は100件以上!」

    と、年数や規模をアピールしてくる会社は多いですよね。

    でも実際、運営歴が長い=民泊運営に詳しいとは限りません。

    理由はとてもシンプルで、“何をどこまでやってきたか”が違うからです。

    経験が“量”ではなく“質”を決める

    たとえば、開業から5年経っていても──

    • 実際にトラブル対応をしたことがない

    • 稼働率や単価管理はオーナー任せ

    • 現場に一度も行かず、デスクだけで回している

    • 清掃・カスタマー業務はすべて外注し把握していない

    そんな会社は、“5年やってきた”のではなく“5年ただ続けてきただけ”。

    一方で、運営歴が1〜2年でも、

    • 毎日現場の声を拾って改善を繰り返している

    • 実際に清掃もカスタマー対応もやっている

    • トラブルにも現場対応していて判断経験が豊富

      という会社の方が圧倒的にノウハウがあります

    民泊・貸別荘の知識は、机上の勉強ではなく“現場の体験”から身につくもの

    社長だけが詳しい会社は危ない理由

    民泊運営代行の面談でよくあるのが、

    「社長はとても熱意があって詳しいけど、他のスタッフが誰も喋れない」

    というケース。

    これ、実はかなり危険信号です。

    というのも、実際の運営は:

    • 宿泊者対応 → 日中・夜問わず365日

    • 清掃管理 → 日替わりで業者・施設が違う

    • OTA管理 → 定期的な価格・在庫調整

    • トラブル対応 → 即判断と連絡が求められる

    といった**“細かいけれど重要な判断の連続”**で成り立っています。

    社長が全てを把握していたとしても、実働が他のスタッフに伝わっていなければ対応が遅れます

    そしてその結果が、クレーム・レビュー低下・稼働率の減少につながります。

    民泊運営委託の「成功と失敗」を分けるのは“ナンバー2”

    運営を委託するときに、本当に確認すべきなのは、

    **「社長の熱意」ではなく、「管理責任者=ナンバー2の力量」**です。

    このナンバー2が以下を満たしているかがポイントです:

    ✅ ナンバー2が信頼できる代行会社の特徴

    • オーナーとの窓口を実務レベルで担っている

    • 実際のトラブル対応・現地訪問経験がある

    • 宿泊者や清掃業者とも直接やり取りできる

    • OTAの操作や戦略を“自分の言葉”で説明できる

    • 何かあったときに即決できる権限がある

    逆に、ナンバー2がいない or 機能していない会社は、

    社長の不在=全対応が止まるという構造になってしまい、

    繁忙期やトラブル時に破綻します。

    オーナーがよく陥る「付き合い続けてしまう理由」

    「もう何年も頼んでるから今さら切り替えづらい…」

    「社長とは連絡が取れるから」

    「昔はうまくいってたから」

    こうした理由で、代行に不満があるのに動けないオーナーも多いですが、

    冷静に考えてみてください。

    実際に予約が入っていない

    クレームが増えている

    手間がかかっている

    この状態が続くほど、施設のブランドと将来性は削れていきます。

    施設の価値を守るのは、オーナー自身の判断だけです

    まとめ:「何年やってるか」より「誰がやってるか」

    • 民泊・貸別荘の知識は、“経験の深さ”で身につく

    • 社長だけが回している代行会社は、いざというときに脆い

    • ナンバー2が現場レベルで信頼できるかどうかが、委託の成功を分ける

    • 長年頼んでいるからこそ“今の運営の質”を冷静にチェックすることが重要

    ✅ 委託先を選ぶときの質問例

    • 「レビュー返信はどなたがしていますか?」

    • 「ナンバー2の方は、現場にどれくらい関わっていますか?」

    • 「トラブル時、誰が判断していますか?」

    • 「社長が不在のときの体制はどうなっていますか?」

    これらに明確に答えられない代行会社は、

    いくら実績を語っていても、現場が回っていない可能性が高いです。


    あなたの貸別荘の未来を守るのは、“現場に強いパートナー”です。

    運営代行を委託するなら、「社長のカリスマ」と合わせて「ナンバー2の実務力」に注目しましょう。