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Columnsコラム

ヴィラ投資は富裕層だけのもの?土地から始める貸別荘という新しい不動産投資

目次

    ヴィラ投資は富裕層だけのもの?

    「自分のヴィラを持つ。」

    そう聞くと、どのようなイメージを持たれるでしょうか。

    海や山を望む大きな窓。

    家族や友人とゆっくり過ごせるリビング。

    広いテラスで食事をしたり、ときには何もしない時間を楽しんだり。

    少し想像するだけでも素敵です。

    そして、おそらくその次に浮かぶのが、

    「でも、かなり高額なのでは?」

    ということではないでしょうか。

    確かに、ヴィラを所有することは小さな買い物ではありません。

    ただ、民泊・貸別荘の運営と不動産の両方に携わっている私たちからすると、

    「ヴィラ投資=ごく一部の富裕層だけのもの」

    と最初から決めてしまうのは、少しもったいないように感じています。

    完成した高額なヴィラを探して購入する。

    それだけが、ヴィラオーナーになる方法ではないからです。

    土地を探し、予算を考え、その場所に合った建物を企画し、宿泊施設としてつくり上げていく。

    つまり、

    「ヴィラを買う」のではなく、「自分に合ったヴィラ事業をつくる」。

    そんな方法もあります。

    今回は、これからヴィラ投資や貸別荘投資、民泊不動産を検討される方に向けて、少し違った不動産の持ち方についてお話しします。

    ヴィラは「完成したものを買う」だけではありません

    ヴィラ投資を検討するとき、多くの方が最初に探されるのは売りに出ている物件です。

    「貸別荘 売り物件」

    「中古ヴィラ 販売」

    「民泊物件 購入」

    そんな検索から始める方も多いと思います。

    もちろん、その中に良い物件があれば購入するのも一つの方法です。

    ただ、もう一つあります。

    土地から探す方法です。

    どのエリアにするのか。

    どんな景色を求めるのか。

    何名くらいのゲストを想定するのか。

    自分たちでも使いたいのか。

    どのような宿泊単価を狙うのか。

    どのくらいの予算で考えるのか。

    そうした条件を先に整理してから、その事業に合った土地を探します。

    そして、その土地に合わせて建物を企画する。

    私たちが現在考えているヴィラ事業も、土地取得から事業企画、設計・建築、許認可、開業準備、その後の宿泊運営までを一つにつなげる形です。

    つまり、最初に物件ありきではありません。

    「どんなヴィラを持ちたいか」から始める。

    これだけでも、ヴィラ投資の見え方は少し変わると思います。

    中古ヴィラを買うか、土地から建てるか

    最近、中古の貸別荘やヴィラを購入したいというご相談も増えています。

    すでに建物がある。

    家具も入っている。

    場合によっては宿泊施設として営業した実績もある。

    早く事業を始められるという意味では、大きな魅力があります。

    ただ、中古ヴィラを見ていると、

    「ここをもう少し広くしたい」

    「この窓がこちら側にあったら」

    「トイレがもう一つあれば」

    「せっかくならテラスが欲しい」

    ということも出てきます。

    さらに、購入後に内装や設備を整え、家具や家電を入れ替え、宿泊施設として商品力を上げていくと、それなりの追加投資が必要になる場合もあります。

    もちろん、それでも魅力的な中古物件はあります。

    ですから、私たちは「中古より新築」と一律には考えていません。

    ただ、

    中古を購入して大きく手を入れるのであれば、最初から土地を探して建てるという選択肢も比較してみる。

    これは、今後の貸別荘投資ではもっと一般的になっていくのではないかと思っています。

    「住宅として素敵」と「宿泊施設として売れる」は少し違います

    土地からヴィラをつくる場合、私たちが大切にしていることがあります。

    それは、

    普通の家を建てて、あとから民泊にするのではなく、最初から宿泊施設として考えること。

    です。

    住宅として素敵な間取りと、貸別荘として使いやすい間取りは、必ずしも同じではありません。

    たとえば、大人数で泊まるヴィラなら、寝室だけ増やせばいいわけではありません。

    みんなで座れる場所はあるか。

    食事は一緒にできるか。

    洗面スペースは十分か。

    トイレはいくつ必要か。

    大きなスーツケースを置けるか。

    駐車場は足りるか。

    テラスへの動線は使いやすいか。

    清掃スタッフは効率よく作業できるか。

    そして、

    OTAに掲載したとき、「ここに泊まりたい」と思ってもらえる特徴があるか。

    ここまで考えます。

    資料の標準プランでも、3LDK・複数寝室・トイレ2か所・複数台の駐車スペース・テラスやBBQスペースなど、宿泊施設としての利用を前提に設計されています。

    住宅なら、

    「ここ、素敵ですね」

    で終わるところを、

    運営会社は、

    「10名分のキャリーケース、どこ置きましょう?」

    となります。

    少し夢がありません(笑)。

    でも、この現実的な目線が、開業したあとにはとても大切になります。

    ヴィラ投資の魅力は「自分でも使えること」

    私がヴィラという不動産を面白いと思う理由の一つが、

    自分自身も使えることです。

    一般的な収益不動産の場合、所有している物件を自分で利用することは、あまりありません。

    ヴィラや貸別荘は少し違います。

    家族で過ごす。

    友人を招く。

    会社を経営されている方なら、福利厚生として利用する。

    そして、自分たちが利用しない期間には宿泊施設としてゲストを迎える。

    資料では、この考え方を、

    OWN・HOST・STAY

    所有する・迎える・自らも過ごす

    と表現しています。

    私は、この考え方がとても好きです。

    不動産として所有するだけではない。

    宿泊施設として収益を生み出すだけでもない。

    自分自身もそこで時間を過ごす。

    「投資」と「別荘」のちょうど間にあるような不動産。

    ヴィラには、そんな面白さがあります。

    だから「利回り」だけで考えなくてもいい

    もちろん、不動産投資ですから収益は大切です。

    宿泊単価。

    稼働率。

    運営費。

    清掃費。

    OTA手数料。

    光熱費。

    維持管理費。

    融資を利用するのであれば返済。

    実際に事業計画をつくる際には、こうした数字を一つずつ組み立てます。

    ただ、私たちは、

    「このヴィラなら必ずこれだけ儲かります」

    というお話はしません。

    宿泊事業に、未来の予約を保証できる数字はないからです。

    エリアによって宿泊需要は違います。

    土地によって建築費も変わります。

    建物によって狙える客層も違います。

    競合施設も変化します。

    だからこそ、出来上がった収支表から物件を選ぶのではなく、

    土地を探す段階から「この場所で、どんな宿泊事業ができるのか」を考える。

    私たちは、その順番を大切にしています。

    ヴィラ投資は、すべて現金で用意できる人だけの話でもありません

    ヴィラを所有すると聞くと、

    「土地と建物をすべて現金で購入できる人の話でしょう?」

    と思われる方もいらっしゃいます。

    もちろん、自己資金で進められる方もいます。

    一方で、不動産を活用した事業ですから、条件によっては金融機関からの融資を組み合わせて事業計画を考える方法もあります。

    私たちがヴィラ事業の計画を組む際にも、自己資金だけではなく、融資を利用するケースを想定したシミュレーションを行っています。

    ただし、融資条件は人によって異なります。

    個人なのか法人なのか。

    収入や資産状況。

    既存の借入。

    物件。

    事業計画。

    金融機関の審査。

    さまざまな条件があります。

    ですから、

    「いくら持っていればヴィラ投資ができますか?」

    と考えるより、

    「自分の場合、どのくらいの計画なら現実的なのか」

    から考えてみる方がいいと思っています。

    意外と、

    「思っていたより遠い話ではなかった」

    という方もいらっしゃるかもしれません。

    私たちが「土地を買う前」に相談してほしい理由

    これは、とても大切です。

    「ヴィラを建てたいので、土地を買いました」

    とご相談いただくより、

    「ヴィラを建てたいので、土地を探しています」

    の段階でご相談いただく方が、できることは圧倒的に多くなります。

    ヴィラ向けの土地は、景色だけでは決められません。

    用途地域や建築条件。

    接道。

    許認可。

    消防。

    駐車計画。

    周辺環境。

    アクセス。

    観光需要。

    宿泊需要。

    そして近隣との距離。

    いろいろなことを確認します。

    資料でも、土地取得前の段階で、立地・周辺環境、用途地域・建築条件、旅館業の可否、アクセス・駐車計画、観光・宿泊需要などを確認する流れになっています。

    海がきれい。

    山がきれい。

    夕日が素晴らしい。

    もちろん、とても大切です。

    でも、

    夕日は許認可を取ってくれません(笑)。

    景色に惹かれたときほど、一度冷静に土地を見る。

    その役割をする人が、ヴィラ投資には必要だと思っています。

    建てる会社と、運営する会社が別々でいいのか

    ヴィラ開発では、たくさんの専門家が関わります。

    不動産会社。

    設計士。

    建築会社。

    行政書士。

    税理士。

    インテリア。

    そして運営会社。

    それぞれに専門分野があります。

    ただ、一つ問題があります。

    建築する人が、

    完成後にその施設を運営するわけではない

    ということです。

    図面上は問題なくても、

    実際に運営すると使いにくい。

    清掃しにくい。

    ゲストから問い合わせが増える。

    写真で魅力が伝わりにくい。

    そんなこともあります。

    だから私たちは、土地探しや企画の段階から運営目線を入れたいと考えています。

    資料でも、不動産、設計・建築、行政書士、税理士、インテリア、宿泊運営をチームとして組み合わせ、土地取得から開業、その後の運営までを一気通貫で進める体制を想定しています。

    ヴィラは、完成した日がゴールではありません。

    写真を撮り、

    OTAへ掲載し、

    価格を設定し、

    予約を受け、

    ゲストを迎え、

    清掃し、

    レビューを積み重ねる。

    建物が完成した翌日から、宿泊事業が始まります。

    だからこそ、その翌日を知っている人が、建てる前から関わった方がいい。

    私たちはそう考えています。

    ヴィラ投資は「いくら必要?」から始めなくてもいい

    もし今、

    「ヴィラ投資に少し興味がある」

    という段階なら、それで十分です。

    土地も決まっていなくて構いません。

    エリアも決まっていなくて大丈夫です。

    「海の近くがいい」

    「家族でも使いたい」

    「社員にも使わせたい」

    「法人で所有したい」

    「できれば収益もきちんと出したい」

    そんな希望からで構いません。

    予算や自己資金、融資の可能性、希望するエリア、自己利用の頻度、どのくらいの規模のヴィラをつくりたいのか。

    一つずつ整理していけばいいと思っています。

    最初から、

    「ヴィラを買います」

    と決める必要もありません。

    お話ししてみて、

    「今はまだ違うな」

    となることだってあります。

    それでいいと思います。

    大きな投資です。

    少しくらい慎重な方が、ちょうどいいのです。

    知らなかった土地が、自分にとって大切な場所になる

    ヴィラ投資は、数字だけで見ると不動産投資です。

    でも実際に所有すると、それだけではないものが残るのではないかと思っています。

    最初は投資先として調べただけの土地。

    そこにヴィラを建てる。

    家族で訪れる。

    近くのお店を知る。

    季節ごとの景色を知る。

    何度も訪れるうちに、

    知らなかった土地が、自分にとって好きな土地になっていく。

    資料にも、このヴィラ事業が目指す価値として同じ考え方が記されています。

    所有する。

    ゲストを迎える。

    自分でも過ごす。

    そして、その場所との関係が少しずつ深くなる。

    単純な収益不動産とは少し違う、ヴィラならではの魅力だと思います。

    「ヴィラなんて、自分には関係のない世界だと思っていました」

    そんな方にこそ、一度知っていただきたい不動産の持ち方です。

    土地から始めるのであれば、予算も、場所も、建物も、使い方も、一つずつ考えることができます。

    まだ何も決まっていなくても大丈夫です。

    むしろ、

    何も決めていないところから、一緒に考える。

    ヴィラ投資は、そこから始めてもいいのだと思います。

    このコラムについて

    本コラムは、民泊運営歴10年以上・宅地建物取引士資格を持つ管理部長・柳瀬が、これまでの実務経験をもとに執筆しています。

    Airbnb・Booking.com等のOTA運用、価格調整や稼働率改善、住民・ゲスト・管理組合との調整、行政対応、是正指導、そして思うようにいかなかった運営や撤退判断まで。

    現場責任者として、順調なときだけではなく、難しい場面にも数多く向き合ってきました。

    また、宅地建物取引士として、民泊不動産・中古ヴィラ・貸別荘の購入前確認、収支の見方、物件選び、将来の運営を見据えた不動産判断についても、実務の視点からお伝えしています。

    このコラムで大切にしているのは、きれいな成功談や理想論だけを並べることではありません。

    実際の現場では何が起きるのか。

    どこで判断を誤りやすいのか。

    購入前に何を確認しておくべきなのか。

    その数字や条件は、本当に現実の運営につながっているのか。

    そうした、少し見えにくい部分まで丁寧にお伝えしたいと考えています。

    民泊や貸別荘は、物件を購入して終わる事業ではありません。

    物件を選び、許認可を確認し、宿泊施設として整え、販売し、日々運営していく。

    その先には、収益改善や再投資、そして売却という選択肢もあります。

    だからこそ、不動産と運営は、切り離して考えない方がいい。

    これは、長く現場に携わってきた中で強く感じていることの一つです。

    コラムを読んで、

    「今の運営、このままで大丈夫だろうか」

    「これから民泊や貸別荘を始めたいが、何から考えればいいのか分からない」

    「購入を検討している民泊物件や中古ヴィラを、一度見てほしい」

    「土地からヴィラや貸別荘をつくることに興味がある」

    「自分の予算や条件で、どのようなヴィラ投資が考えられるのか知りたい」

    「購入する前に、運営まで含めて相談しておきたい」

    そんなふうに感じられた方は、どうぞお気軽にご相談ください。

    まだ物件を購入していない段階でも、もちろん構いません。

    むしろ、購入前だからこそ確認できることがあります。

    購入前だからこそ、選べることがあります。

    土地探し、物件選び、収支、許認可、建築・開業準備、運営、収益改善、そして将来の売却まで。

    一つひとつを急がず整理しながら、これまでの実務経験と不動産の専門知識をもとに、その方にとって無理のない方向を一緒に考えていきます。

    「買ってから困る」のではなく、

    「あのとき、きちんと確認しておいてよかった」と思える判断を。

    PROGRESS WORKSは、民泊・貸別荘・ヴィラの不動産と運営、その両方の視点からお手伝いしています。

     
     

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